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15- D- 0580 201 5 年 10 月 20 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社関西ア
ー
バン
銀行
(証券コード:8545)【据置】
長期発行体格付 A−
格付の見通し 安定的
短期発行体格付 J−1
■ 格付事由
(1) 大阪市に本店を置く資金量約 4 兆円の第二地方銀行で三井住友銀行(SMBC )の連結子会社。大阪府、滋
賀県を中心に、関西で広域的に店舗展開している。地場の住宅関連事業者との取引など不動産業向けの貸
出に強みをもつ。格付は、事業基盤や収益力に関する評価に加えて SMBC からの支援の可能性を反映し
ている。収益力と資本水準の向上が格付の観点からみた課題である。
(2) ROA (コア業務純益ベース)などでみた収益性は他行に比べ高い。強みをもつ不動産事業向けの利ざやが
厚く、また、金融商品販売の実績も高水準であることなどが寄与している。しかし、厳しい競合や経費の
増加を背景に総資金利ざやが徐々に縮小しており、収益力の他行比優位性が薄れつつある。15/ 3 期のコ
ア業務純益は、貸出金利回りの低下やシステム投資などの経費増加により減益となった。当行ではこれに
対し、経営トップが強くコミットするかたちで各営業拠点のミッションを明確化するなど、営業力強化に
取り組んでいる。中小企業貸出の増加など、これまで出してきた成果をさらに拡大させる計画であるが、
J C R ではその実績に注目する。
(3) 過去に不動産関連の大口破綻などで不良債権額がふくらんだ時期があったものの、貸出資産の質の改善が
進み、15/ 3 期末の金融再生法開示債権比率は 2. 02%(部分直接償却前は 4. 79%)と抑制された水準にあ
る。もっとも不動産業向けへの与信集中度が高い。このため J C R では不動産関連の貸出スタンスをこれ
まで同様に見守っていく。
(4) 有価証券残高は総資産残高と比較して小さい。運用内容は国債が中心で、信用リスクが小さく流動性も良
好なポートフォリオとなっている。14/ 3 期に残存年数の長い国債を売却してデュレーションを短期化し
て以降、金利リスクも抑制されている。
(5) 15/ 3 期末の連結コア資本比率は 8. 32%と一定の水準は確保している。しかし、リスクアセットの増加や
適格旧T ier2 資本の減少によりコア資本比率は前期より低下しており、16/ 3 期末は 7%程度となる見通し
である。また、適格旧 T ier2資本調達手段や一般貸倒引当金を控除した調整後の連結コア資本比率は 5%
台と J C R の格付「A - 」の中では低い。一層の資本の充実が課題である。
(担当)炭谷 健志・中山 智佳 ■ 格付対象
発行体:株式会社関西アーバン銀行
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A- 安定的
対象 格付
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 10 月 16 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:炭谷 健志
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「銀行等」(2014 年 5 月 8 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社関西アーバン銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先